プロジェクトニュース

2019年02月18日

「下北山村 小又川水力発電所更新プロジェクト」〜出資者向け説明会〜を奈良県下北山村にて開催しました!

小又川水力発電所更新プロジェクトの事業の詳細やプロジェクトアセットのお申し込み方法について村民の方々に知っていただき、応援いただくための出資者向け説明会を奈良県下北山村にて開催しました。

開催場所
2019年2月11日 場所:下北山スポーツ公園管理事務所
2019年2月13日 場所:SHIMOKITAYAMA BIYORI



本レポートでは、説明会の様子をご紹介いたします。



説明会開催のご挨拶
はじめに、これまで小又川水力発電所を運営してきた下北山村役場より村民の方々へ説明会開催のご挨拶をいただきました。



小又川水力発電所は平成3年に工事着工、平成5年に発電を開始しました。
発電開始より約25年間、発電量の約6割を下北山スポーツ公園にて使用し、余った電力を売電していました。
老朽化や管理費用などの不足から存続が危ぶまれていますが、その状況を知ったならコープから発電量の更新及び全量売電型の水力発電所への更新により長期的な運営ができると提案を受け、幾度も協議を重ね小又川水力発電所の更新計画の実施が決定しました。



小又川水力発電所 更新計画説明について

次に、小又川水力発電所更新プロジェクトの営業者である株式会社コープエナジーならより小又川水力発電所の更新計画についてご説明いただきました。



小又川水力発電所はダムなどを利用した大型の水力発電所とは異なり、川の流れを利用した水力発電所です。そのため森林などの自然環境に与える影響はほとんどありません。今回小又川水力発電所が更新されることによって、小又川の水量を最大限に生かした発電所へと生まれ変わります。

小又川水力発電所で更新される主なポイント
・    水を取り込む取水口を取り替え、取水量を増加
・    取水量増加により発電容量を98kwから176kwへ増加
・    除塵機を取り付け、発電設備へ落ち葉や木の枝の流入を防止
・    自家消費+余剰売電から全量売電へシフト
・    運営主体が下北山村からコープエナジーならへ



小又川水力発電所更新プロジェクトについて

最後に、当社の代表取締役 野池よりプロジェクトアセットの説明とエントライからのお申し込み方法について説明させていただきました。



小又川水力発電所更新プロジェクトの詳細については以下よりご確認いただけます。
https://www.en-try.jp/funds/62



説明会にていただいたご質問



説明会では、ご参加いただいた村民の方々から以下のご質問をいただきました。


Q.会計期間が5年ですが、5年経過後プロジェクトアセットはどうなりますか?

A.会計期間の5年経過後は本プロジェクトアセットの期間が終了ということで、5年目のファンドの決算を迎え分配金のお支払いにより終了いたします。
分配金は営業者から信託口座へ送金され分別管理が行われます。出資者より分配金の出金申請があると信託口座から一度取扱者の決済口座へと移動します。その後、取扱者の決済口座から出資者の口座へ分配金が支払われます。


Q.募集期間内に募集総額が集まらない場合はどうなりますか?

A.発電開始を2020年6月に予定していますので、募集総額が集まるまで募集期間を延長し、募集を続けるといった対応を予定しています。


Q.出資している方はおおよそどれくらいの口数を出資していますか?

A.一口の出資から複数口の出資、個人の方から法人の方まで出資していただいています。また県内を始め県外の方からも出資いただいています。


Q.地元に発電所があって今回の更新計画で発電量が上がるのであれば、下北山村の電力需要をカバーできる仕組みにはならないですか?
災害に強いまちづくりを進めるでも電気の地産地消がなされる仕組みになると良いのではないでしょうか。


A.1,000kw以上の規模の発電所であれば、周辺の地域で停電が発生していても特定の地域では電気が使用できるという事例はあります。
ただ、今回は更新後176kwという規模でカバーできる容量ではなく、また外部から少量の電気を流さないと発電機が始動しない誘導発電機を使用しているため停電時には発電しない仕様となっています。
大量の発電量を確保でき、大掛かりな送変電の仕組みを所有していれば地域で発電した電力をそのまま地域で消費できる理想的な電力の地産地消が可能ですが、地域単位での実装は現実的には難しいです。


Q.発電容量176kwとはどの程度の電力需要をカバーできますか?発電量の約6割を使用していた下北山スポーツ公園の電力需要はカバーできますか?

A.常時最大出力で発電できていれば下北山スポーツ公園をカバーできるほどの発電量です。
一軒あたりの電力需要(ピーク時)が約3~4kw、約40軒の電力需要をカバーできます。


Q.村で発電所を運営していた際は余剰電力を関西電力に売電していましたが、コープエナジーならが運営主体に変更となれば売電先はどちらになる予定ですか?

A.FIT(再生可能エネルギー固定価格買取制度)の制度上、送変電を関西電力等の電力会社と契約することになっていますが、予定ではならコープ関連会社の株式会社CWSに小又川水力発電所で発電した発電量分の全量卸供給が受けられる契約をできればと考えています。CWSから供給する電気は奈良県内のコープ組合員にお届けします。
組合員の方がお支払いする電気料金を通じて、小又川水力発電所にて生み出された発電量分を買い取るので、ならコープ電気を購入いただくことで下北山村の振興事業につながると考えていただけると幸いです。


Q.現在発電した電気を下北山スポーツ公園で使用しているが、下北山スポーツ公園は今後どこから電気を仕入れますか? CWSから電気を購入しますか?

A.ならコープやコープ関連会社では組合員の方のみを対象に販売しています。これは生協法という法律のもと販売を行っています。組合員は個人に限られているため、役場や法人に供給することはできませんが、将来的には役場や法人に供給できるようにしたいと考えています。



説明会を終えて

出資者向け説明会では小又川水力発電所更新プロジェクトに興味・関心を寄せていただいた村民の方々にご参加いただきました。
皆様からの応援・出資を心よりお待ちしております。
ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました!



 

◯小又川水力発電所更新プロジェクト 出資者向け説明会のご案内

3月にも出資者向け説明会の開催を予定しております。
興味・関心をお持ちの方はぜひご参加ください!
下記お申し込みフォームよりお申し込みお待ちしております!
https://www.psinvestment.co.jp/exp-komatagawa/


説明会開催日時

2019年3月2日(土) 10:00-11:15(9:30受付開始)
王寺町地域交流センター リーベル王寺5階AVルーム
(奈良県北葛城郡王寺町久度2丁目2-1)

2019年3月3日(日) 10:00-11:15(9:30受付開始)
コープみみなし 2階 第一会議室
(奈良県橿原市新賀町478)

2019年3月9日(土) 10:00-11:15(9:30受付開始)
ならコープ本部 会議室1.2
(奈良市恋の窪一丁目2番2号)