有田川町木質バイオマス発電事業B号匿名組合

和歌山県有田川町に100%和歌山県産森林木材を使用する「有田川木質バイオマス発電所」が誕生

木質バイオマス発電とは

 再生可能エネルギーである木質バイオマス発電は、チップやペレット状の木材を燃焼させて発電を行います。燃焼に伴いCO2が発生しますが、燃料となる木材はCO2を吸収しながら成長します。そのため、バイオマス発電によって排出されるCO2は、京都議定書において実質ゼロとされています。再生可能エネルギーの中でも、太陽光・水力・風力・地熱などの自然エネルギーは、発電効率が天候によって左右されます。対してバイオマス発電は、天候に左右されない安定した発電が可能です。

※京都議定書とは、1997年の地球温暖化防止京都会議で採択された、先進国の温室効果ガス排出削減について法的拘束力のある数値目標などを定めた文書です。開催地だった京都の名を冠しています。

有田川バイオマス発電所では100%有田川町を中心とした和歌山県産未利用材を使用いたします。
未利用材が林地に放置された状態では、植物の成長が阻害され山林の保水機能が低下し、災害リスクが高まる場合があります。森林の管理には適切な伐採に加えて、それらの材を搬出することが欠かせません。しかし未利用材は虫食いや曲がりなどを理由に、価値の低いものとされてきました。そのため収集費用との採算が取れず、多くが林地に放置されてきました。

有田川バイオマス発電所ではこうした未利用材を、燃料として年間10,000t使用します。未利用材に価値をつけることで、有田川町における林業の振興を促し、有田川町の地域経済が循環することに寄与します。
2022年10月12日より募集を開始した有田川町木質バイオマス発電事業B号匿名組合(愛称:【有田川町】地域資源循環型「木質バイオマス発電ファンド」)では、発電時に必要となる燃料として「和歌山県産未利用材購入費用」の一部を募集します。

 

「有田川エコプロジェクト」への貢献

有田川町では、環境と経済を両立したエコなまちづくりを「有田川エコプロジェクト」を中心に進めています。
有田川バイオマス発電所では再生可能エネルギーの普及を始め、未利用材活用による林業の活性化、温浴施設での熱利用、農業の活性化など幅広い分野で「有田川エコプロジェクト」に貢献します。

※2008年年度末頃から実施されている有田川町内の「再生可能エネルギー導入促進」「ごみ分別徹底・資源化」を推進するプロジェクト

【有田川町】地域資源循環型「木質バイオマス発電ファンド」の出資ポイント

・1口2万円から出資いただけ、出資者は事業の売上に応じて毎年分配金を受け取ることが可能です。
・口数に応じて会計期間中に「かなや明恵峡温泉」入浴チケットや、有田川町特産品の桑の葉茶、ぶどう山椒、醤油などを進呈します。
・事業報告は、IRとして投資家向けブログで閲覧できます。
・お子様、お孫様名義での出資や相続も可能です。

発電所建設にかかる費用と資金調達

有田川バイオマス発電所には総事業費約17億円が見込まれています。資金調達には日本政策金融公庫や地元金融機関で事業の意義に賛同いただいている紀陽銀行からの融資のほか、「有田川町木質バイオマス発電事業A号匿名組合」を募集しました。地元企業や環境問題解決への取り組みを積極的に行う法人を対象とし、株式会社JR西日本イノベーションズや中部電力のグループ会社である合同会社CEPCO-Rを中心に総事業費の一部を調達しました。

・匿名組合出資を行っている法人のプレスリリース

株式会社JR西日本イノベーションズ

中部電力株式会社

 【有田川町】地域資源循環型「木質バイオマス発電ファンド」は有田川町で実施される地域貢献型バイオマス発電事業を、賛同いただいた法人だけでなく、地元住民をはじめ全国の個人投資家に参画いただけるように、募集を開始しました。

ソーシャルインパクトポイント

出資者と有田川バイオマスの再生可能エネルギーをつなぐ仕組み

投資家特典の内容

出資説明会のご案内

事業の詳細やお申し込み方法などについての説明会を、オンラインにて開催します。
皆さまのご参加を心よりお待ちしております!


【日時】
2022年12月10日(土) 10:00〜11:00(9:40受付開始) ※終了しました
2022年12月18日(日) 16:00〜17:00
(15:40受付開始) ※終了しました


Zoomによるオンライン開催



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