愛媛県西条市

食品製造

ソーシャルインパクトボンド

地域の銘菓・伝説の継承と、人々の想いを結集する

西条市SIB たぬきまんじゅう販路拡大プロジェクト

愛媛県西条市

食品製造

募集期間

2020年08月18日〜 2020年09月18日

営業者

合同会社社会的投資支援機構

資金使途

運営者への業務委託費

会計期間

2020年07月16日〜 2021年01月30日

目標償還率

100.00%

投資家特典

たぬきまんじゅう詰め合わせセット

償還済

現在の調達金額

500,000円

募集総額

500,000円

1口金額

10,000円

出資者数

30人

100%

募集期間

2020年08月18日〜 2020年09月18日

営業者

合同会社社会的投資支援機構

資金使途

運営者への業務委託費

会計期間

2020年07月16日〜 2021年01月30日

目標償還率

100.00%

投資家特典

たぬきまんじゅう詰め合わせセット

プロジェクト要約

愛媛県で90年親しまれる「たぬきまんじゅう」。平成30年にこの歴史ある銘菓は、後継者不足からその歴史に一度幕が下ろされました。その後、地域の惜しむ声を受けた代表の森さんが起業・事業承継し奇跡の復活を果たします。本プロジェクトでは約30年前に愛媛県内のテレビやラジオから流れていた「たぬきまんじゅう」のCMソングを市民参加型で復活させます。伝統ある地域のお菓子とそれにまつわる歴史・文化を発信することで販路拡大へつなげること、CMソングの制作過程を市民に楽しんでもらい地域の元気・活気を取り戻すことを目指します。

プロジェクト要約

愛媛県で90年親しまれる「たぬきまんじゅう」。平成30年にこの歴史ある銘菓は、後継者不足からその歴史に一度幕が下ろされました。その後、地域の惜しむ声を受けた代表の森さんが起業・事業承継し奇跡の復活を果たします。本プロジェクトでは約30年前に愛媛県内のテレビやラジオから流れていた「たぬきまんじゅう」のCMソングを市民参加型で復活させます。伝統ある地域のお菓子とそれにまつわる歴史・文化を発信することで販路拡大へつなげること、CMソングの制作過程を市民に楽しんでもらい地域の元気・活気を取り戻すことを目指します。

プロジェクトサマリー

プロジェクト概要

昭和7年から販売開始をし、長く地域で愛されているお菓子「たぬきまんじゅう」。平成30年に90年以上の歴史あるこの銘菓は、後継者不足からその歴史に一度幕が下ろされ地域で大きな反響を呼びました。そして、その惜しむ声を受けて「たぬき本舗株式会社」として代表の森さんが起業・事業承継し、奇跡の復活を果たします。本プロジェクトでは、コロナ禍における著しい地域経済の落ち込みや市民の活動意欲の低下が懸念される中、約30年前に愛媛県内のテレビやラジオから流れていた「たぬきまんじゅう」のCMソングを市民参加型で復活させます。伝統ある地域のお菓子とそれにまつわる歴史・文化を発信することで販路拡大へつなげること、またCMソングの制作過程そのものを市民に楽しんでもらい地域の元気・活気を取り戻すことを目指します。

 

愛媛県で90年親しまれるひとくち焼生菓子「たぬきまんじゅう」

「たぬきまんじゅう」は、愛媛県西条市に伝わる喜左衛門狸(きざえもんだぬき)の伝説にちなみ誕生しました。
厳選した小豆をじっくり粒あんに練り上げ、まろやかな桃山生地※で包んだ焼生菓子です。
※桃山生地とは、白餡に砂糖、卵黄、少量のみじん粉または葛粉を練り合わせたものを型に入れて抜き、天火などで焼いて作られたものです。


左:たぬきまんじゅう 右:たぬきまんじゅう製造の様子


商品紹介

◆たぬきまんじゅう
飽きない甘さとほど良いしっとり感は、販売開始から変わらない「ふるさとの味」です。
「四国たぬき伝説菓」として今もなお親しまれています。
▶商品情報・購入については、こちらからご確認ください。

◆必勝たぬきまんじゅう
喜左衛門狸が残した有名な武勇伝にちなんで生まれた「『他』を『抜く』」まんじゅう。
たぬきまんじゅうの約3倍の大きさの中には勝ち栗が入っています。
戦うすべての人たちの武運をお祈りし、お届けしています。
▶商品情報・購入については、こちらからご確認ください。

◆たぬきまんじゅう抹茶
愛媛県の久万高原産(くまこうげんさん)の高級抹茶を白あんに練り込んだ抹茶味のたぬきまんじゅうです。
プレーンのたぬきまんじゅうに加えて、ご好評をいただいている商品です。

◆その他の期間限定のシリーズ商品一例
・紅白のたぬきまんじゅう
新天皇即位を祝し、平成31年4月8日から5月末までの限定で販売しました。
20個入りの商品のうち10個は通常通りの白あん、残り10個が生地に紅麹要素を加えた淡いピンクのあんに仕上げた商品です。
味と食感は本来のまま残し、見た目を紅白にして、新元号発表のお祝いムードに花を添えました。

 

【製造工程】
製造工程は、ほとんどが職人による手作業です。
使用する小豆は妥協なく厳選。小豆を炊き、あんを練り上げる工程では温度や湿度が微妙に影響するため、職人の勘と経験が物をいいます。
また保存料・着色料・香料等は一切使用していません。

 

【商品パッケージ】

画像左下たぬきまんじゅう(8個入)、左上(30個入)、そこから右へ(20個入)、(12個入)、(10個入)


たぬきまんじゅう(8個入)/ たぬきまんじゅう抹茶(8個入り)/必勝たぬきまんじゅう(5個入)


【お取り扱い情報】
・愛媛県約50店舗(以下販売直営店2店舗、他取扱店舗)、県外に約10店舗(代理店や卸業、コープ等)、自社オンラインショップ、代理店(楽天やアマゾン等)で販売をしています。

販売直営店について
【石鎚店】 〒793-0062 愛媛県西条市西田甲450-1
【丹原店】 〒791-0535 愛媛県西条市丹原町志川甲289-1

取扱店舗(県内)について
【たぬき本舗会社の取扱店舗情報】よりご確認ください。

 

運営者インタビュー 森代表取締役の熱い想い

これまでの事業について、またなぜ今回西条市版SIBに挑戦することにしたのか、これからどのようなことをしていくのか、たぬき本舗株式会社の代表取締役である森 達正さんにお話を伺いました。


たぬき本舗株式会社 代表取締役 森 達正さん(写真左)


――たぬき本舗株式会社の事業内容、事業背景について教えてください。

たぬきまんじゅうの製造や、直営店での販売、卸し事業をメインに行っています。
たぬきまんじゅうは、県内はもちろん、県外にもたくさんのファンがいます。
愛媛県民にとって、幼い頃から馴染みのあるお菓子ですが、実は平成30年に前製造元(有限会社たぬきこおぽれーしょん)の廃業の危機を迎えて、その歴史に幕が下ろされようとしていました。

先代の近藤大さんから廃業の話を聞いた私は、なんとか事業継続ができないか説得を行いました。
近藤大さんも「たぬきまんじゅうを残したい」という思いは持たれていたのですが、実施体制と後継者不足、設備の老朽化により最終的には事業継続を断念するという判断に至りました。

私自身、昔からたぬきまんじゅうのファンで、「たぬきまんじゅうを終わらせてはいけない。」「この味を途絶えさせてはいけない。」という強い思いがありました。
そのため、私が事業を引き継ぐことを決心し、たぬきまんじゅうを復活させるために動き始めました。
当時66歳だった私は、一から事業を始めることに対して躊躇する気持ちが全く無かったかと言われるとそうではありませんでした。
しかし、自分の想いに突き動かされ、無我夢中で地域の銘菓を守る挑戦を開始しました。

 

――どのように事業承継を進められたのか、またたぬきまんじゅうを復活させたのでしょうか。

まず、事業を承継するための資金が必要だったので、商工会議所やよろず支援拠点へ相談に行きました。よろず支援拠点の担当者には、事業計画書の作成を手伝っていただきました。それから、資金を借り入れるために日本政策金融公庫を紹介され、事業計画書を修正することや不足分の資金の計画等のアドバイスを貰いました。その後、地方銀行で不足分の資金の借り入れを実現し、事業承継に必要な資金を整えました。


たぬき本舗株式会社 従業員の皆さん


そして、前会社の商品の製法や権利・商標、土地・建物等を買取らせていただきました。老朽化していた工場も、地域の方々の協力により破格で修繕していただきました。また、先代である近藤さんのご厚意で前会社の機械等を導入し、菓子職人を呼び戻してもらいました。原材料に係る生産者・卸売業者さんとのつながりもでき、着々と準備を進めていきました。

加えて、会社を設立するにあたり、息子を説得する必要がありました。現在専務取締役である息子(森 貴則)は、会社設立前は別の会社で社員として働いていました。
最初は反対をしていましたが、説得の末「じゃあ、二人で会社をやろう。」と納得してくれました。

平成30年10月1日に会社を設立し、たぬきまんじゅう復活の下に集結いただいた地域の皆様から多大な支援を受けて、製造・販売を新たに開始しました。
苦労の末、平成30年12月にたぬきまんじゅうの復活を果たしました。

 

たぬきまんじゅうの歴史

◆明治39年 創業
◆昭和6年 たぬきまんじゅう販売開始
◆昭和27年 同 商標登録
◆昭和47年 たぬき饅頭本法人登(後に「有限会社たぬきこおぽれーしょん」に変更)
◆平成30年7月 廃業
◆平成30年10月 事業承継、たぬき本舗株式会社設立
◆平成30年12月 たぬきまんじゅう復活、販売開始

事業をはじめて1年半程ですが、今もなお沢山の方々に「復活してくれてありがとう。」とのお声をいただいています。一から承継するために大変な毎日でしたが、地域の様々なご協力・ご支援をいただいたことで、事業を進めることができています。

 

――事業承継後、たぬき本舗株式会社の現在について教えて下さい。

新会社となって、新しい挑戦も始めました。
事業承継前のたぬきまんじゅうは、愛媛県を中心に販売が行われていました。
より多くの方々に商品の魅力をお伝えするために、販路先の拡大を重要視しました。
まず、全国の方に商品をお届けする仕組みがなかったため、WEB販売を開始しました。
たぬきまんじゅう購入ページ

関東圏も視野に入れて、新商品のお披露目の機会(商談会や展示会)へ度々参加をしました。
新たな卸先店とのつながりができ、全国に販路を拡大しています。


たぬき本舗株式会社 たぬきまんじゅう製造工場


ここまで順風満帆に進んでいるよう思われますが、課題もあります。
販路拡大を目指す一方で、生産面では工場を修繕し、より製造数を増やしたいと考えていますが、資金面を考えると難しい状況です。
また、菓子職人もベテラン職人の技を若い職人に継承する必要があるのですが、容易なものではありません。
人材の確保も課題にあります。

――なぜ今回西条市版SIBに挑戦することにしたのでしょうか。今回のプロジェクトについて教えてください。

今回のプロジェクトでは、たぬきまんじゅうのCMソングの制作にかかわる費用を募集させていただきます。
コロナウイルス感染症拡大による地域経済の落ち込みや、市民の意識の変化は大きく、社会生活における意欲と気力の低下は著しく懸念されています。また、時代の流れと共に多様化する食文化、グローバル化による日々変化する生活の多様化により、これまで長年育んできた伝統ある地域の食文化にも陰りが見られています。
経営者の高齢化と後継者不足により、消えゆく和菓子店とそれにともなう「故郷の味」を何としても、残していかなければならないと思っています。
90年の歴史と多くのファンに支えられてきた伝統の味「たぬきまんじゅう」もその例外ではなく、地域の財産として継承しなくてはなりません。



そこで、約30年前に愛媛県内のテレビやラジオから流れていた「たぬきまんじゅう」のCMソングを市民参加型でリニューアルして復活させ、市民の元気を取り戻したいと考えています。
※旧来のCM映像は【YouTube】からご確認ください。

また、地域メディアと連携した喜左衛門狸伝説の民話伝承を伝えるための取組みの実施(1媒体)をします。
具体的には、地元情報誌と連携し、特集記事として喜左衛門狸伝説の掲載を検討しています。

四国には、数多くのたぬき伝説が存在しています。
そのうちの1つである「喜左衛門狸」の伝説にちなんだのがたぬきまんじゅうになります。
「喜左衛門狸」は、地域の村人が風水害や害虫によって飢餓となった時に、神の守護を願うために建造した「大気味神社」の境内に住んでいたとされる四国三大狸で、変幻自在の神通力を持ち数多くの伝説があります。
その逸話は明治時代の日露戦争に出征したとの伝説もあり、小豆に化けて戦ったという逸話もあります。
こうした逸話を知っている方が地域の中でも、だんだん減ってきている状況です。
今回のプロジェクト機に、たぬきまんじゅうに込められた思いと合わせて、その歴史や文化を伝えていきたいと思います。



そして、完成したCMソングや地域メディアを通して、販路拡大につなげていきます。
現在のたぬきまんじゅうの県内の取扱店舗は東予地域・中予地域の一部となっています。
南予地域での取扱いはない状況のため、南予地域を中心に10店舗の契約店舗を増やします。

たぬきまんじゅうという伝統ある地域のお菓子と、それにまつわる歴史・文化を、近年増加する西条市への移住者やCMソングを知らない世代の若者に知っていただくことで郷土愛を育み、地域の経済活動の再開、発展に寄与することを目指します。

 

実施内容

◆たぬきまんじゅうのCMソングの復活(市民による演奏風景や合唱風景を撮影)
◆地元ミュージシャンによる演奏、ボーカルコンテスト(のど自慢大会)の開催
◆YouTube、SNSの活用と発信
◆愛媛県南予地域を中心とした販路拡大(契約店舗数10店舗)
◆地域メディアと連携した、喜左衛門狸伝説の民話伝承を伝えるための取組みの実施(1媒体)

スケジュール

◆7月中旬 関係者・関係団体との打ち合わせ
◆7月下旬 ミュージシャン・バンド決定
◆8月下旬 ボーカルコンテスト公募開始
◆9月中旬 CMソング正式発表  
◆10月 地元情報誌の10月号にたぬき伝説掲載
◆10月下旬 ボーカルコンテスト開催  ※3密を考慮し内容を検討中
◆11月中旬 CD制作・YouTube準備
◆12月上旬 CM配信開始、YouTube配信開始

 

――本事業で実現したいこと、また今後の展開や展望を教えて下さい。

先代の近藤さんをはじめ、様々な方々のご支援をいただいて、ここまで来ることができました。
皆さまに恩返しをする気持ちで、より多くの方々にたぬきまんじゅうと地域の歴史や文化、魅力を知っていただきたいと考えています。
CMソングの制作により、地域の方々に地域の大切なお菓子であることの認識を深めていただくこと、また制作過程そのものを楽しんでいただきたいです。
CMソングが西条市、愛媛県の話題のPRソングとなって、全国へ販路を拡大するきっかけとなると嬉しいです。
ぜひ、たぬきまんじゅうを全国の皆様に食べていただきたいです。



プロジェクト終了後の予定としては、たぬき伝説をまちづくり、まちおこしに掲げている全国の地域・自治体へ呼びかけを行い、「たぬき伝説サミット」を企画したいと考えています。
全国には、様々な「たぬき伝説」があります。
各地、自分達の地域の「たぬき伝説」に自信をもたれていて、「うちのたぬきが一番だ。」と自負されています。
各地と連携し、たぬき伝説を持ち寄って、交流や啓発ができるような機会を作ることができたら楽しいなと思っています。

 

――投資家の皆さまにメッセージをお願いします。

たぬき本舗株式会社 代表取締役 森 達正さん


「たぬきまんじゅうの歴史を終わらせてはいけない」。この想いだけで前製造元の経営者から事業承継しました。
異業種からの転身で最初は右も左もわからないような状態でしたが、たぬきまんじゅう復活の下に集結いただいた地域の皆さまの温かいご支援のもと、製造・販売を始めることができました。
本当にたくさんの方々から「ありがとう」とのお声を頂戴しています。
老若男女に愛されているたぬきまんじゅうは、まさに西条の財産です。
この西条の財産を、全国に発信していきたいと思います。

この度のCMソングの復活劇は、一般の市民の方にご参加・ご協力をいただき、世代を超えて地域に元気と活力を与え、一企業の利益に留まらず、西条市から全国に「元気西条」を発信できるものだと考えています。
これは、挑戦する起業人に刺激を与え、若者に事業承継の重要性を認識していただくことや、またコロナウイルス感染症拡大による逆境の中にあっても挫けずに持続する企業やまちの姿として発展することが期待できます。
私どもの活動がまちづくりの一助になることを目指して、事業を進めて参ります。

 

投資家特典

令和3年3月迄に、お一人様につき一点の「たぬきまんじゅう詰め合わせセット」をお送りします。
「たぬきまんじゅう詰め合わせセット」は、店舗等では通常販売されていない西条市版SIBの限定品です。

 

SIBの成果目標

①たぬきまんじゅうにまつわる地域の人々の想いの結集:
懐かしのCMソングを市民参加型で制作(復活)し、YouTube配信とラジオCM放送を開始する
②地域の銘菓・たぬきまんじゅうの継承:
愛媛県南予地域を中心とした販路拡大(契約店舗数10店舗)
③たぬきまんじゅうの背景・「喜左衛門狸伝説」の民話伝承:
地域メディアと連携した、喜左衛門狸伝説の民話伝承を伝えるための取組みの実施(1媒体)

 

営業者紹介

会社名 合同会社社会的投資支援機構
代表社員 株式会社未来資本製作所
設立日 平成30年9月12日

役職員にはSIB事業に携わった者が在籍しており、本匿名組合契約およびSIBに関する仕組みについて熟知した人材が揃っています。
※本プロジェクトアセットは営業者である合同会社社会的投資支援機構が運営者に委託して事業を実施します。
※当サイトでは、「集団投資スキーム(ファンド)」を、投資の社会性をより強調するため「プロジェクトアセット」と呼んでいます。

 

運営者紹介

団体名 たぬき本舗株式会社
設立日 平成30年10月1日
従業員数 7名
URL  https://tanukimanju.shop/
代表取締役 森 達正

 

プロフィール

・昭和45年西条高等学校卒業、昭和49年拓殖大学卒業後、昭和49年から西条食品協業組合に勤務
・昭和51年から平成30年まで森スポーツを経営するかたわら、平成7年から西条市議会議員を5期18年務める。
・平成30年に事業承継により、たぬき本舗株式会社の代表取締役に就任。
・西条市PTA連合会会長、西条市交通安全協会会長、西条市サッカー協会長等を歴任。
・現在、拓殖大学評議員、同学友会愛媛県支部長、愛媛県サッカー協会参与を務める。

 

プロジェクトアセット対象事業

たぬきまんじゅう販路拡大事業

 

事業説明会のご案内

今回のプロジェクトを進める3事業者のみなさんに、プロジェクトの詳細についてお話いただきます。
また募集内容や出資(投資)手続き方法などについてもご説明し、質疑応答のお時間も設けます。
オンラインでもご参加いただけますので、全国からご参加が可能です!お申し込みお待ちしています。


【第1回】

2020年8月26日(水)19:00-21:00(18:30受付開始) 
西条市役所 大会議室 (愛媛県西条市明屋敷164)

【第2回】

2020年9月6日(日)14:00-16:00(13:30受付開始) 
中央公民館 第一会議室(愛媛県西条市周布401-1)

 

※ オンラインでは、オンライン会議システムZoomを使用します。
初めてZoomを使われる方も事前に操作等についてご案内いたしますので、お気軽にご参加ください!

 

【参加費】
無料


【定員】
各回30名程度


主催:西条市市民生活部地域振興課/プラスソーシャルインベストメント株式会社 



募集情報

本匿名組合契約名称 西条市SIB たぬきまんじゅう販路拡大プロジェクト
営業者 合同会社社会的投資支援機構
取扱者 プラスソーシャルインベストメント株式会社
出資金募集最大総額 500,000円
出資金募集最低金額 500,000円
出資金申込単位 10,000円 (出資金:10,000円、取扱手数料:なし)
申込上限口数 3口(個人)3口(法人)
募集最大総口数 50口
取扱者の報酬 組成報酬、運営報酬、監査報酬
会計期間 2020年07月16日~2021年01月30日
リクープ売上金額(税抜)
営業者の報酬 本匿名組合事業利益-匿名組合員の利益-取扱者の報酬
売上金額-事業費用
匿名組合員への分配金額-匿名組合出資金
決算日 2021年1月30日
報告日 決算日から60日以内
分配日 決算日から90日以内の営業者が指定する日  2021年2月の選考会(成果の評価)終了後

事業計画

今後の事業計画

今後の事業計画は、以下のとおりです。ただし、営業者及び取扱者は、本匿名組合事業の売上金額として、本事業計画上の売上金額を保証するものではなく、匿名組合員に対して分配金額を保証するものでもありません。

(1) 事業計画について

本匿名組合事業は、「たぬきまんじゅう」のCMソングの復活と販路拡大を通して西条への興味、関心を持つきっかけを作り、西条の活性化に繋げる事を目指します。

(2) SIBの成果目標と支払い条件に基づく分配について

①たぬきまんじゅうにまつわる地域の人々の想いの結集:
懐かしのCMソングを市民参加型で制作(復活)し、YouTube配信とラジオCM放送を開始する
②地域の銘菓・たぬきまんじゅうの継承:
愛媛県南予地域を中心とした販路拡大(契約店舗数10店舗)
③たぬきまんじゅうの背景・「喜左衛門狸伝説」の民話伝承:
地域メディアと連携した、喜左衛門狸伝説の民話伝承を伝えるための取組みの実施(1媒体)

(3) 事業計画上の実現施策(運営の方針)について

営業者は、2018年に設立されSIB事業のファンド営業者としての実績があります。役職員には、SIB事業に携わってきた者が在籍しており、本匿名組合契約およびSIBに関する仕組みについて熟知した人材が揃っています。
また、営業者は、本匿名組合事業を事業者に業務委託することにあたり、受託事業者が「西条市版SIB事業」に関する所定の手続きを経て、適正に採択された事業者であることを確認しています。

分配シミュレーション

① 成果目標が達成された場合

プラスソーシャルインベストメント株式会社より営業者に対して、業務委託料が支払われます。これを原資として、出資金の償還が行われます。本匿名組合契約では、出資金の元本は償還されますが、それ以上の分配金は支払われません。

② 成果目標が達成されなかった場合

プラスソーシャルインベストメント株式会社より営業者に対して、業務委託料は全く(0%)支払われません。このため、営業者から匿名組合員に対して、分配金は一切支払われることがありません。

仕組み図


資金使途

ファンド資金は、以下の内容にて使用いたします。

内訳項目 金 額
運営者への業務委託費 500,000円
合計費用 500,000円

(注1)上記の合計費用、内訳項目、金額はあくまでも見込みであり、変更の可能性があります。最終的な費用が上記を上回った場合には営業者が負担し、下回った場合には分配時に返還させて頂きます。なお、返還金額に利息は付きません。また、上記以外に必要となる費用につきましては、営業者が負担いたします。

(注2)出資金の資金使途については、取扱者による監査が行われます。

(注3)状況により、上記資金使途内容について営業者が先に立て替えて支払い、その後、出資金を充当することがあります。

(注4)本匿名組合事業遂行のため、会計期間開始前であっても、営業者が必要に応じて出資金を資金使途内容に従って使用することがあります。

 

運営者 収支計画

収入の部

項目 金額
SIB事業支援金 500,000円
自己資金 100,000円
合計 600,000円

支出の部

項目 金額
出演料 200,000円
貸借料 100,000円
製作費 150,000円
印刷費 50,000円
交通費 50,000円
消耗品費 50,000円
合計 600,000円

リスク

匿名組合契約「西条市SIB たぬきまんじゅう販路拡大プロジェクト」の締結については、以下のような留意点及びリスクがあります。

1. 本匿名組合契約の性格に関する留意点

本匿名組合契約に係るすべての業務は、営業者が自ら行い又は営業者が事業者等の関係機関に委託することになっており、これらにつき匿名組合員が行うこと、又は指図をすることはできません。したがって、本匿名組合事業の状況によっては、事業継続や売上の確保のため、契約期間中において、営業者又は事業者等の関係機関の判断の下に価格等の変更等を行う可能性があります。

2. 本匿名組合契約の流動性に関する留意点

契約期間中、本匿名組合契約は解約できません。本匿名組合契約の譲渡は、同契約により制限されます。本匿名組合契約を取引する市場及び匿名組合員である立場を取引する市場は現時点では存在しません。

3. 出資金の元本が割れるリスク

一般的に、本匿名組合契約に基づく利益の分配又は出資金の返還は、専ら営業者の本匿名組合事業による収入をその原資とし、かつ、会計期間中における営業者の売上金額を基に算定される分配金額の支払いのみをもって行われます。したがって、会計期間中の本匿名組合事業における売上によっては、利益の分配が行われない可能性があり、また、分配金額の支払いが行われたとしても、全会計期間をとおして匿名組合員に支払われる分配金額の合計額が当初の出資金を下回るリスクがあります。
また、本匿名組合契約は、「西条市版SIB事業」を組み込んだ仕組みとなっています。SIBとは、Social Impact Bond(ソーシャルインパクトボンド)の頭文字を取ったもので、社会的課題の解決と行政コストの削減を同時に目指す手法であり、民間資金(匿名組合員が払い込んだ資金)で営業者が優れた社会事業を実施し、事前に合意した成果が達成された場合に、成功報酬が分配金として行政より匿名組合員へ支払われます。
また、SIBの特徴としては、①対象事業は社会的課題の解決であること、②投資モデルは社会的成果連動型であること、③事業形式は行政と民間の連携であること、の3つが挙げられています。

4. 営業者および営業者が業務を委託する事業者の信用リスク

営業者および営業者が業務を委託する事業者の今後の事業の状況如何によっては、営業者が支払不能に陥り、又は営業者に対して破産、会社更生、民事再生などの各種法的倒産手続きの申立てがなされる可能性等があり、これらに該当することとなった場合には、本匿名組合事業における売上金額により分配金額が発生していたとしても、本匿名組合契約に基づく分配金額の支払い、又は出資金の返還が行われないリスクがあります。匿名組合員が営業者に対して有する支払請求権(出資金返還請求権及び利益分配請求権をいいます。以下同じです。)には、何ら担保権が付されていません。また、営業者が破産等の法的倒産手続きに移行した場合には、匿名組合員が営業者に対して有する支払請求権は、他の優先する債権に劣後して取り扱われます。そのため、法的倒産手続きの中で、他の優先する債権については支払いがなされ、回収が図られた場合であっても、匿名組合員が有する支払請求権については一切支払いがなされないリスクもあります。さらには出資金の返還が行われないリスクがあります。匿名組合員が営業者に対して有する支払請求権(出資金返還請求権及び利益分配請求権。以下同じ。)には、何ら担保権が付されていません。また、本匿名組合事業における売上金額により分配金額が発生したとしても、本匿名組合事業において多額の費用や損失が発生した場合においては、分配金額の支払いが行なわれないリスクがあります。さらに、営業者が破産等の法的倒産手続きに移行した場合には、匿名組合員が営業者に対して有する支払請求権は、他の優先する債権に劣後して取り扱われます。そのため、法的倒産手続きの中で、他の優先する債権については支払いがなされ、回収が図られた場合であっても、匿名組合員が有する支払請求権については一切支払いがなされないリスクもあります。

5. 事業形態及び事業環境の変化に伴うリスク

本匿名組合事業は、「西条市版SIB事業」を組み込んだ形態となっており、営業者および営業者が業務を委託する事業者にとって複雑な仕組みが含まれる事業です。したがって、本匿名組合事業については、事業開始後も匿名組合員に対して十分な説明が必要となるケースが発生する、あるいは運営体制の構築または事業の遂行について見直しをせざるを得ないこと等により、安定的な運営を図るまでに予想外の時間を要する可能性があります。

6. 経営陣の不測の事態に係るリスク

営業者および営業者が業務を委託する事業者については、経営陣に不測の事態(病気・事故・犯罪に巻き込まれる等)が生じることにより、本匿名組合事業に重大な影響を及ぼす可能性があります。本匿名組合契約では、当該リスクに対して各種保険等によるリスク・ヘッジを行いません。

7. 資金繰りが悪化するリスク

本匿名組合事業について、事業計画上の売上を著しく下回った場合、予想外のコストが生じた場合、現時点で想定していない事態が生じた場合等には、営業者および営業者が業務を委託する事業者の資金繰りが悪化するリスクがあります。

8. 債務超過のリスク

営業者および営業者が業務を委託する事業者の事業の業績等によっては、今後について営業者および営業者が業務を委託する事業者が債務超過の状態に陥ることも想定されます。
一般的に債務超過状態の会社は、次のような不利益を被るリスクがあります。まず、金融機関等は、債務超過状態の会社への融資を実行しない場合が多く、債務超過の会社は、新規の借入ができない可能性があります。また、取引先との取引継続に支障が生じる可能性があります。次に、債務超過は、営業者の破産、民事再生、会社更生又は特別清算の各手続きの開始原因であり、営業者についてこれらの手続きの申立てがあると、本匿名組合契約は直ちに終了します。さらに、債務超過の場合、営業者の資産に対して債権者による仮差押命令が発令される可能性が高くなります。仮差押命令が発令された場合、取引先との取引に支障が生じたり、金融機関からの借入等に関して、期限の利益が喪失する等により、支払不能となることで事業継続に支障をきたしたりする可能性があります。また、仮差押命令が発令されると、本匿名組合契約は直ちに終了します。いずれの場合にも、出資金の全部が返還されないリスクがあります。

9. 資金繰りに関するリスク

本匿名組合事業について、事業計画上の売上を著しく下回った場合、予想外のコストが生じた場合、現時点で想定していない事態が生じた場合等には、営業者の資金繰りが悪化し、事業の継続や分配金の支払に重大な支障が生じるリスクがあります。

10. 資金調達のリスク

営業者は本匿名組合事業の必要資金を本匿名組合契約による出資金でまかなう計画です。したがって、本匿名組合契約での資金調達が滞る場合、事業計画通りに本匿名組合事業を開始することができないリスク及び事業計画の売上規模が縮小するリスクがあります。

11. 出資金の送金及び使用に関するリスク

成立した本匿名組合契約に係る出資金は、募集期間中であっても、営業者が本匿名組合事業を遂行でき、かつ、本匿名組合事業の遂行のために必要であるという判断を営業者が下した場合には、資金使途・費用見込みに示す資金使途内容に従って本匿名組合事業の遂行のため使用されます。このため、本匿名組合契約が契約期間満了前に終了した場合、又は本匿名組合契約が遡って未成立とみなされた場合には、本匿名組合契約の定めに従い、出資金が各匿名組合員の出資口数に応じて返還されますが、既に支出された費用がある場合等、出資金を返還できなくなった場合には、出資金は減額されて返還されるリスクがあります。

12. 事実の調査に関するリスク

取扱者が行う事実の調査は、取扱者独自の水準に基づき実施される調査であり、また、入手資料及び質問に対する営業者からの回答について、すべて真実であることを前提としておりますが、営業者が事実の調査を誤るリスクがあります。また、取扱者による事実の調査に基づくファンド組成の判断は、匿名組合員への分配金額や出資金の返還を保証するものではなく、営業者の事業計画や、営業者が破産等しないことを保証するものではないことに、くれぐれもご留意下さい。

13. 大地震・大津波等の自然災害のリスク

大きな地震や津波、台風等の自然災害等に起因する事象により、事業の継続について悪影響を受けるリスクがあります。

14. 風評被害によるリスク

伝染病、放射能汚染等その他の理由により、風評被害を受けるリスクがあります。

15. 許認可等に関するリスク

本匿名組合事業の実施にあたっては、関連する許認可が必要となる可能性があります。営業者が既に必要な許認可を得ている場合であっても、法令に定める基準に違反した等の理由により、あるいは規制の強化や変更等がなされたことにより、その後当該許認可が取り消され、事業に重大な支障が生じるリスクがあります。

16. 訴訟等に関するリスク

営業者の事業活動において、製造物責任、環境保全、労務問題、取引先等との見解の相違等により訴訟を提起される、又は訴訟を提起する場合があり、その動向によっては、営業者の事業に悪影響を及ぼすリスクがあります。また、訴訟等が行われることにより、営業者の社会的信用等が悪影響を受けるリスクがあります。

営業者情報

営業者

商号 合同会社社会的投資支援機構
所在地 京都府京都市上京区河原町通丸太町上る出水町284番地
事業内容 ソーシャルインパクトボンド事業
設立日 平成30年9月12日
代表者 代表社員 株式会社未来資本製作所
決算日 7月31日

取扱者

本匿名組合契約の出資募集および契約締結の取扱い、本匿名組合契約の管理運営、匿名組合員へのIR業務等を委託する会社の概要は、次のとおりです。(2020年08月18日現在)

商号 プラスソーシャルインベストメント株式会社
登録 第二種金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第396号
本店所在地 京都市上京区河原町通丸太町上る出水町284
電話番号 0752577814
事業内容 第二種金融商品取引業
資本金 8,000万円
設立日 2016年04月14日
役員 代表取締役会長 深尾 昌峰
代表取締役社長 野池 雅人
取締役 吉澤 保幸
監査役 石原 俊彦
監査役 可児 卓馬
事業所所在地 京都市上京区河原町通丸太町上る出水町284
決算日 6月30日
加入協会 一般社団法人第二種金融商品取引業協会